退職時の提出物

Q: このたび社員が退職することになりました。退職時に提出を求めるものありますか。
 

A: 退職前に退職届、退職後に健康保険証を提出してもらいます。

退職は原則自由です。また法的には退職の意思が会社に伝わればよいので、申し出は口頭でも有効です。ただし、後でトラブルにならないように書面で退職届を提出するよう就業規則に定めておくことができます。書式を定めることもできます。その際は次の項目を記載することが多いようです。

  1.  書面の目的 :     退職の意思が分かること
  2.  提出年月日
  3.  会社名
  4.  提出先   :     社長あるは人事部長等の退職の決済可能な方
  5.  本人の所属部署
  6.  本人の氏名
  7.  退職希望年月日 :   退職日は本人が決められますので、その希望日
  8.  退職の理由

この中で、1、6と7は必須です。これらが記載されていない書面は退職届としては意味がありません。

健康保険証は退職後速やかに提出するよう指導します。退職日の翌日に健康保険証は無効になります。無効の健康保険証を使用すると、後々医療費の清算手続きが必要となり面倒です。

(2022年10月 回答)

社会保険労務士丸山事務所は、「会社の発展とそこで働く社員の幸福の実現」を全力で応援します。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。